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【オーストラリア現地より】森林火災レポート&養蜂家への募金活動のお知らせ

  • Yoshiko
  • Jan 7, 2020
  • 6 min read

こんにちは、KoKeBeeの佳子です。日本では寒い日が続いているかと思いますが、風邪などひかぬよう、暖かくしてお過ごしくださいね。

一方、こちらオーストラリアでは今、真夏を迎えています。連日暑くってあつくって、私たちが住んでいるシドニー近郊でも、43度以上を記録する日も……。そんな中、この地で今、大変なことが起きています。

燃え続けるオーストラリア

広大な大地一面を真っ赤な炎が焼き尽くしていく、ショッキングな映像や写真を、既にニュースで目にした方もいるかと思いますが、今オーストラリア中の森があちこちで燃え続けているんです。そして、止まる気配も今のところ一向にないのです……。

私が住んでいるのは、シドニーから1時間ほど北へ車を走らせたところにあるセントラルコーストという地域なのですが、ここにも広大な森が広がっています。むしろ、シドニーの町とここをつなぐ間の土地にはほぼ何もなく、ただただ深い森が広がっているという感じ。

先日、自宅から一番近い山火事の跡地に行ってきましたが、辺り一面の木々はすっかり干からびてしまって、まるでドライフラワーのように……。葉はすっかり赤く染まり、遠目にはまるで紅葉のよう。バイクで近づいていくと、まだかなり熱がこもっていて、焼け跡を通る過ぎる時だけものすごく暑いのです。山肌から、肌を焼けつくような熱がムンムンと立ち上がっていました。まだ焼けていない場所と、火が通って行った跡地と、ほんの数メートルの距離でも温度差がものすごくてびっくり。

跡地でこれだけ暑かったのだから、広域で火災が広がっている地域はどれほどのものかと思いますが、先日はこうした森林火災の最中で外気が50度近くを記録したエリアも……。また、通常の気温の場所とで大きな気温差が生じるためか、この森林火災が、これまでにない異常な気象パターンも生み出しています。シドニーの町でも、度々暴風が吹き荒れたりしていました。せっかく少し雨が降ってもこのように暴風雨になってしまい、そのストームからの落雷によってまた新たな火事が発生する、、という状況も少なくありません。

原因や、その被害規模は?

森林火災の発火原因にはいろいろあるのですが、そのひとつの理由に、オーストラリアの森には、ユーカリの木がたくさんあることが挙げられます。このユーカリには、引火性のある「テルペン」という物質が含まれていて、あまりにも暑くて乾燥した状態になると、自然発火してしまうのです。

そのほかの原因としては、喫煙やバーベキューなど人為的なもののほかにも、先述の通り落雷などがありますが、いずれにしても、一度発火してしまうと火の手は瞬く間に広まり、なかなか収集がつかなくなるのが、怖いところ。

そんなわけで、そもそもオーストラリアでは、森林火災はよく起こります。そのため、毎年高温で空気も乾燥する夏になると、さまざまな形で注意勧告が。キャンプ場などに行くと、道中ではよく、その日の森林火災発生の危険を知らせるこんな看板が目に入ってきます。

 このように、TOTAL FIRE BAN(火の使用厳禁)と書かれた状態になると、野外で火を使うことは厳しく取り締まられ、許されません。

一度火がついてしまうと、今回のように取り返しのつかない事態に発展しかねないので、とにかく火を出さないことが一番。今年の森林火災は、前例がないほどの大惨事レベルだということは、ニュースなどで年末からなんども報道/警告されていたんです。今、サイズにしてその被害規模は、アマゾン火災の5倍ともいわれています。

ハチと養蜂家にも広がる、深刻な被害の波……

KoKeBeeで普段から応援しているこの国のハチや養蜂家たちも例にもれず、この森林火災のせいで大変な目に遭っています。広がり続ける火の手によって、大切な巣箱の数々や養蜂場をなくしてしまった養蜂家がたくさん……。そしてその数は、どんどん増え続けています。

そうした養蜂家の多くは、電波も届かないようなところで活動をしていて、今も自分たちのハチと巣箱をなんとか守ろうと必死です。さらに、ハチにも環境にも良心的に活動をしているこうした個人経営の養蜂家たちって、往々にしてとっても謙虚で、自分から助けを求めるようなことをまずしない人たちなのです。

このところは、他国から輸入されてきた安価なハチミツが市場の多くを占め、その価格競争で、既に経営は大変。それでも、安全・良質なハチミツを作り続けることをあきらめなかった養蜂家の皆さんたちです。そしてそんな彼らのがんばりがあるからこそ、私たちはハチミツだけでなく、たくさんの野菜や果物を食べることもできています。だって、私たち人間の食べている地球上の作物の約70%は、ハチの受粉活動によって成り立っているのですから(※詳しくはこちらのページの「みつろうを使う意味」の欄をご覧ください)。

私たちに、できること

こんな心を引き裂かれるような大惨事を目の当たりにしていてもたってもいられなくなった私たちは今回、この森林火災で被害に遭った養蜂家さんに、売り上げの一部を寄付をすることにしました! 新規アンバサダー登録料の8%は、これまでミツバチ保護活動を行なっているSave the Bees Australianへ寄付していたのですが、これを12月分からしばらくの間は、こちらを通しての寄付に切り替え、被災した養蜂家たちを集中して支援します。

今こうしている間にも火は消えず、数えきれないほどの植物や動物、虫、微生物、そして必死に戦う消防員を含めた被害者の方たちの命がなくなっていっているのは、何をしていたってやっぱりどうしてもいたたまれない気持ちになります。一刻も早く、被災地にたっぷりと雨が降りますように。そしてどうかどうか、この大災害に一刻も早く収束の目処が立ち、養蜂家たちをはじめ、町も森も元気を取り戻して復興できる日が来ますように。そう願ってやみません。

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一枚のラップが

教えてくれたのは、

丁寧に暮らすこと、

周りに感謝すること、

大地と

つながること。

使えば使うほど、

愛にあふれた

新しい自分に会える

こけびーラップ。

KoKeBeeは、オーストラリアのシドニーを活動拠点とした食品保存用みつろうエコラップの会社です。オーガニックのホホバオイルとミツロウ、天然樹脂を布にしみこませた食品用ラップを通して循環型の社会、自然と人間の共存を提唱、目指しています。

ラップの販売にとどまらず、プラスチックフリーの活動、体質改善をしたい方へのセミナー、体を動かして健康を維持するなどあらゆる活動を行っております。

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