屈辱のドブロクは甘酸っぱい涙味
- IKU
- May 3, 2017
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こんにちは。地球をはぐくむ活動隊、こけびーのIkukoです。
突然ですがみなさん、「どぶろく」って聞いたことありますか?
私は知っていたので皆知っている物と思っていたら、どうも知らない人もいっぱいいるらしいと言う事が最近判明しました。
「どぶろく」とは、炊いたごはんと米麹をを合わせて発酵させた日本酒の原型、濁り酒の事なんです。

3月終わりのとある日曜日。
私はシドニーからGold Coastまで日帰りで!寺田本家さんのどぶろくワークショップに参加してきました。
寺田本家さんと言うのは、千葉県香取郡にある蔵元です。
この蔵元は無農薬のお米とお水、そして蔵つき酵母と言われる酒蔵に住み着いた菌だけを使い、昔ながらの手作り製法でお酒作りをされている日本でも貴重な酒蔵なんです。
その寺田本家さんがオーストラリアにやってくる!
そして、ドブロクの作り方を教えてくれる!
と言う話しを聞き、いても立ってもいられず、クレジットカードのポイントで飛行機のチケットを取り、Gold Coastまで行く事にしたのです。
それが、前日からなんだか熱っぽい。あぁ風邪引いちゃったかも?これはいかん。ぜぇーーーたいに明日までに治さなければ!!!
息巻いた私は、ハチミツ漬けのニンニクを食べ、プロバイオティックスとビタミンCをたらふく取り、充分の睡眠を取った当日の朝。
なんだか元気が復活! あぁ良かったぁ これで飛行機に乗れる!っと、るんるんで飛んで行ったのに。。。
ランチを食べた後辺りからだんだんしんどくなって来て。
やばい。やばい。これは、けっこうやばい。
お友だちの手前、元気なフリをしてたけど、もう限界かも?と思い始めたのはワークショップが丁度始まった頃。
頭痛と吐き気に襲われ、頭がもうろう。
説明をしてくださる蔵元の寺田優さんの言葉もぜんぜん頭に入らず、あぁもう立っていられない。
このまま倒れてたくさんの人にご迷惑をおかけしてはいかんと思い、会場奥の椅子を並べてずっと寝ていたと言う。。。。
くやんでも悔やみきれない屈辱です。涙
なんとか起き上がった時は既にワークショップは終わり、蔵元奥様手作りの酒粕を用いた美味しいお料理を食べながらおしゃべりに花が咲いていたころ。
もう帰りの飛行機に乗らないといけない時間でした。
ちーーーーん!
わたし、一体何しに行ったのー???涙
ぬか床のみなみちゃんが気を使ってくれて、土色の顔をしながらも蔵元、寺田優さんと一緒の写真を撮ってくれました。

こけびーも取りあえずお渡ししたっ!
そして、みなみちゃんが私の瓶にたっぷりドブロクを詰めてくれて(作りかた、分からんけど。)、
酒粕のお料理もお弁当ばこに詰めて(いつもカバンに空のコンテイナー入れてる。役に立って良かったなぁ。)
そしてまたまた、みなみちゃんが空港までリフトしてくださる方を探してくれて。(もう、みなみちゃんに足向けて寝れません)

そのまま飛行機に乗って1時間半を過ごす自信が全く無かったので、空港でパナドール購入。 3年ぶりにお薬を飲みました。
あぁ、やっぱりお薬の力はすごいですね。今回は必要な時だと思いました。あのままだと飛行機の中でたくさんの人にご迷惑をおかけしていた事でしょう。
参加者のみなさんが作った、どぶろくちゃんも、無事我が家に連れて帰り、こけびーちゃんを被せて醸しました。
そのお味はもぅー うんまい!甘酸っぱい!
夫に勧めたら、
「おまえ、まさかこれ、皆で口でごはんカミカミしたんちゃうやろな?」<ー最近 映画「君の名は」見たとこやった。爆笑
そして恐る恐る一口飲んで、
「これ、ヨーグルトやろ。飲むヨーグルト!」
まだアルコール足りんかった。
そこで娘に(まだ17歳やけど。)「ヨーグルト」って言って飲ませたら、
「うわーーん! これ、お酒!」
まぁ色んな反応を楽しみながら、ぐびぐび飲んでたらあっという間に無くなっちゃいました。
また作りたいんですが、ワークショップ出たのに作り方が分からん。。。 いや、出てないやろ。
当日に頂いたプリントに書かれた簡単な作り方だけ。。。汗
菩提酛(ぼだいもと)仕込みと呼ばれる、平安時代からお寺で作られていた製法。
少量の白いごはんをさらしに包んでお水に浸けてモミモミを3日間。出来上がった乳酸菌水を元に米麹なんかを合わせて発酵させて行く。
家では白米を炊く事が無いので、誰かに分けてもらうかね?
発酵物のお供には、やっぱりこけびーちゃんでね!
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